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 ずばり明言します。ここは私が日本でいちばん好きなワイン・バーです。店の名前は「祥瑞(ションズイ)」。この名前からしておよそワイン・バーらしくない。よく見るとテーブルひとつにしても選び抜かれたものを使っているのですが、一歩足を踏み入れた店内は雑然とした感じがします。今、流行のインテリア・デザイン・コンシャス、つまり内装で客を呼び込もうとする姿勢は、まったくなさそうです。ほんわかとムードを盛り上げたいファースト・デートにはおよそ向いていないかもしれませんね。店内にはところ狭しとワイン専用の木箱やダンボール箱が積み上げられている。質実剛健にワイン1本勝負。マスターは勝山晋作さんといいます。 続きを読む →  

21:12 | コメント (3)

 全篇、胸に迫りくる画面の連続ですが、とりわけラスト・シーンがぐっときます。ここでなにも感じない人は人間と呼べないのではないか。原作となったノンフィクション「男たちの大和」(ハルキ文庫)を書いた辺見じゅんさんが、自らノヴェライゼーションも手掛けているので(小説「男たちの大和」角川春樹事務所)、それを引用すれば、映画を見ていない方々にも感動のお裾分けを味わっていただけると思いますが、それではあまりにも安易で芸がなさ過ぎる。私なりに下手を承知でその場面の要約を試みてみましょう 続きを読む →  

16:31 | コメント (10)

 あたり一面、黄金色の海。一陣の風が吹くと穂先きが波のように揺れる。映画冒頭のライ麦畑のあまりにも美しい光景に、思わず息を飲んでしまいます。  そのライ麦の波間にヴァイオリンを一心に弾く少年ダニエルの姿が垣間見られます。次の瞬間、少年は悪童たちになぐられライ麦の海に没してしまう。のちに国際的指揮者となる幼き日のダニエル・ダレウスの姿です。 続きを読む →  

21:30 | コメント (4)

斎藤シェフ オーナー・シェフの斎藤元志郎さんが黙々と揚げている。出されるヒレポークカツは衣がきわめて薄い。でも適度のさくさく感がこたえられません。淡いピンク色に揚げられた豚肉のふくよかな味わいに続けてびっくりしてしまいます。もちろんソースもあるけれど、塩が出てきます。斎藤さんが「お塩でどうぞ」というので試してみたら、これが想像を超えて美味でした。豚肉、油が飛び切り上質でなくっちゃあ、こんな真似は出来ないでしょうね。そうそう、この塩がまた格別のものでしてね。いろいろさがし回った揚げ句、このイタリア産にしたんだそうです。長靴のイタリアは、西はリグリア海、チレニア海、東はアドリア海といろいろな海に面しています。いったい、どこの海のお塩か、次回、この店にいったら確かめておきます。 続きを読む →  

18:30 | コメント (4)

PAUL ANKA/ROCK SWINGS

2005年09月08日

 

ロックスウィングス ロックの名曲をジャズのスウィング・オーケストラで歌ったらどうなるのか?これは聞き手の気持ちをわくわくさせる魅力的な試みではないでしょうか。1941年生れ、64歳のポール・アンカが、このロマンティックな夢にあふれた“実験”を成功させてくれました。  アルバム・タイトルは「PAUL ANKA/ROCK SWINGS」。レーベルはVerve。エラ・フィッジェラルド、ビリー・エクスタインらによるジャズ・ヴォーカルの名盤を出し続けてきた、あのヴァーヴです。  今、私はアルバムの5曲目、オアシス、96年のヒット曲「ワンダーウォール」のカヴァーを聞きながら、この原稿を書いていますが、実年齢と思えない艶やかな声がバックのオケと一体となり、見事なスウィング、ジャズに生まれ変わっています。。 続きを読む →  

19:40 | コメント (4) | トラックバック (0)

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